書籍スキャンシリーズ12.トラブル編② 作業に慣れて以降のミス・トラブル
慣れてからの予期せぬトラブル
こんにちは、あなたの街の文系男子、トム・ヤムクンです。
前回は、まだスキャンを始めたばかりの段階で僕がやらかしたトラブルやミスに関してご紹介しました。
今回はそれに引き続き、あるていど作業に慣れてから見舞われたトラブルや、起こしてしまったミスについてお伝えします。
スキャナがまったくデータを読み込まなくなる。
ScanSnapを使用してデータのスキャンをおこなっている、ということは以前、お伝えしましたが、あるときこのScanSnapがまったく紙(裁断した本)を読み込まなくなりました。
詳しい症状を述べると、
・明らかに通電して、なんらかの動作をしている
・いつも表示されるPC上の作業画面はきちんと表示される
・そしてスキャナのローラー的なものはどうやら動いており、必死に紙を吸い込もうと努めてはいるのだが、紙が入っていかない
という状況でした。
そしていろいろ試行錯誤したり調べたりした結果、紙を吸い込む入り口の部分のある部品が、あまりにも摩耗しきっていることがわかりました。恐るべし(;´Д`)
そんなわけでその部品のみを追加で購入し、事なきを得たのです。
スキャンしている途中で紙が破れる
スキャンのためにスキャナが紙を吸い込むわけですが、吸い込んでいる途中に
「パリパリパリ」と嫌な音がして、あわてて作業を中断するとページが破れている、ということがありました。
おそらく、そもそもページに細かが破れがあったり傷んでいたところで、スキャナのローラーにそこが引っ張られてこのようなことが起こってしまったのだと思います。
セロハンテープでくっつけようが、そのテープの反射さえもスキャナに読み取られてしまいますし、これからその本を読むたびにそのようなページを見つけてテンションが下がるのも嫌なので、そのような本だけはまるごと1冊買い直し、あらためてスキャンすることにしました。
こういった事例はおもにコミックで多く起こりました。紙質の問題なのでしょうか。
脚を痛めてしまう
これはまったくスキャナのトラブルでもなんでもないのですが、フローリングで座椅子的なものを置いてそこで延々と作業をしていたところ、脚に痛みを覚えました。
ずっと同じ姿勢で、しかも脚の血流が悪くなるような座り方で作業をしていたのが問題のようです。
また、狭い我が家のサンルームの端(横幅ほぼ1m、そこに裁断機とか裁断済みの本とかがひしめいている)でこの作業をしていたことも大きいと思われいます。
同じように手持ちの書籍のデータ化を考えている方は、脚が伸ばせる状況、あるいは通常の椅子を使って作業をし、定期的に立ち上がってストレッチをするのがおすすめです。
膨大な作業量に嫌になる
もはやScanSnapとかパソコンとかそういった機器の話など全く関係のないメンタルヘルスの話になってきます(笑)
特に序盤はかなりの作業量にうんざりして、自分は鬱なのかと思うほどヘコむことがありました。
1冊数分でスキャンできるにしても、1日に作業できる時間を3時間程度確保したにしても、休憩したり、ほかの雑用に時間をとられて思うようにこの作業に時間を割けない週があったり。
とにかく、進みの遅さにいやんなっちゃいます。
このような心理的障害によって僕が陥った思考の窪地、迷い込んだ苦悩の森については、後々1記事を割いてお話ししたいと思います。
途中でカバーに触れ、スキャンを中断されてしまう
僕の使っているScanSnapは、カバーを開けるとそのカバーのウラ部分が紙をのっけるガイドになっているという構造なのですが、このScanSnapを使用したスキャン作業には、ある決定的な弱点があります。
それはこのカバーが(完全にでなくても)閉じる、あるいは閉じかけると、電源の供給そのものが中断され、そのときにスキャンが途中であればもうやり直しが効かない、ということです。
僕はPDFでデータを取り込む設定にして書籍のスキャンをおこなってるのですが、そうすると前ページを1ファイルにおさめるために、スキャンを中断されるともうどうにもならないのです。
すなわち300ページの本の260ページめで電源が落ちてしまえば、それまでのものは保存できるものの、それ以降のページを同じファイルに収めることはできないのです。
つまり、スキャン中にちょっと手をカバーに引っ掛けて電源が落ちてしまえばそれでおしまい、やりなおし、というわけです。これはけっこうなワナですよね。実際、この仕様に何度もも泣かされました。
以上、スキャン作業に慣れて以降のトラブルに関してお伝えいたしました。
書籍スキャン計画、まだまだ続きます。
トム・ヤムクンでした。