書籍スキャンシリーズ14.まとめ編 効率的に終わらせるコツ
どうやって効率的に終わらせる?
お疲れ様です、あなたの街からこなたの街まで暮らしを見つめるトム・ヤムクンでございます。
大量スキャンは精神的にやばくなる
前回、ご紹介したように、大量の裁断&スキャンは精神的にやばくなるほどやばい行為です。恋人にフラれた直後とかにこれをやると多くの人が精神を病みます。
今回は、このようにエネミー・オブ・メンタルである大量の書籍のスキャンを、どのように乗り切るか、ということに焦点を当ててお話ししていきます。
とにかく量が多い
どうして書籍のスキャンごときが人間の精神にそこまで打撃を与えるのか。
それはひとえに量が多すぎるせいです。たくさんの本を溜め込んでいる方が手持ちの書籍を、業者に頼らずにスキャンしようとする場合は要注意です。
効率的に終わらせるコツ
冊数を減らす
書籍の冊数が問題なのであれば、冊数を減らせば問題は解決することになります。
じっさいこれは有効な手段でしょう。「データ化してもぜったい読まないであろう本」とか「大量に世の中に出回っているので、将来また読みたくなったら間違いなく安値で買えるベストセラー本」とかはデータ化する必要はないでしょう。
ただ、僕の場合この「冊数をへらす」というのは断念しました。分別の手間よりスキャンする手間と時間のほうがローコストと判断したためです。しかし、あなたが書籍をスキャンするときには、おそらくこれをやったほうが大幅に手間を減らせるはずです。
途切れないようにスキャナに原稿を供給する
このタイプのスキャナの弱点は「原稿を途切れさせるとタイムロスが半端ない」こと。
「読み込むべき原稿がない(トレイの上に紙がない)」とスキャナが判断するといったん中断して、ユーザーは次の原稿をセットし、スタートボタンを押し、読み込みが開始するまでの数秒間、待たなくてはなりません。
1冊スキャンする際に5秒の待ちが30回、発生すると仮定すると、500冊をスキャンするとして、
5秒✕30回✕500冊=75,000秒=1250分=約20時間!
20時間が節約できるとすれば、是が非でも原稿の読み込みを絶やさないようにしなくてはなりません。
モチベーションを維持する
以前、「スキャンをしながら観る動画」の記事でもお話ししましたが、とにかくこれだけの量なので、100冊ていどスキャンしたらもう「退くも地獄進むも地獄」状態に陥ります。
途中で「嫌になってやめた」とか「なんとなくやらなくなった」とかはぜひとも避けたいわけです。
動画を観ながらスキャンするなどして「途中で嫌になる」状況を避けながら、毎日、無理のない量を続けていかなくてはいけません。
かかった期間
このようにしながら作業をしていた僕ですが、けっきょく去年の6月から今年の3月まで、10ヶ月弱かかりました。
日常生活の多くの部分をこの作業に割いたもののここまでかかってしまったわけで、今思うと以下のような反省ポイントがないでもないです。
・お金がかかっても業者にスキャンを依頼すべきだったのではないか
・やはりスキャンする本としない本をきっちり分けるべきだったのではないか
・なんとかして1日30分でも多く時間を割くべきだったのではないか
などなど。とにかくもう終わったことなのでいいのですが。
それでもまだ奥さんの本は残っている
しかし、僕に負けず劣らず本好きな奥さんの本をこれからスキャンするという第二次スキャン大恐慌が待っております。冊数は僕より少なそうですが、まだまだスキャンの呪縛からは逃れられそうにありません。
しかしひとまず、大きなヤマは越えたのでホッとしています。
トム・ヤムクンでした。