持ち運び不要 整理・分類も得意な「アーセナル手帳」

こんにちは、あなたの街の文系男子、トム・ヤムクンです。
今回は、「仕事などで手書きのノートや手帳を使いたい。けど、ノートや手帳を持ち運ぶのが面倒」という方におすすめの手帳テクニックをご紹介します。

 

 

たくさんの場所で手帳を使いたい
でも、持ち運ぶのは面倒くさい
僕自身がまさにこのような状況なのでお話しするのですが、現在、僕の仕事用の手帳をとりまく状況は以下です。
・4件の拠点で作業している
・メモやノートは手書きでとりたい
・プライベート用の手帳もあるし、荷物を少なくしたいので仕事用のノートや手帳をあまり持ち歩きたくはない
・仕事で顧客の個人情報を多く扱うので、それをノートに書く機会も多い

 

 

そして整理もしっかりしたい
また、「ノートに書いても必要なときにそれをすぐ検索できない」という状況が最近、相次いだので、それを解消したいという希望もありました。

そのようなところから考えたのがこの手帳ハックです。
簡単に言うと「仕事をする各拠点にレポート用紙などを置いておき、手書きのメモやノートが必要なときはそれに書き、スキャンしてデータ上で保存・整理する」という方法です。

これは「アーセナルシップ」という概念から発想したものです。

 

 

「アーセナルシップ」とは何か?
(興味のない方は読み飛ばし可)
「アーセナルシップ」はもとはアメリカで発想され、近年、韓国でも実用化が検討されている軍艦の一種です。

従来、戦艦などの軍艦は、ミサイル発射装置などの「敵を攻撃する機構」と、レーダーやソナーなどの「攻撃すべき敵を探す機構」を備えています。

しかし、近年は情報技術の発展により、(とても乱暴な理解をすると)「味方のうち1隻にその機能があれば、データを共有してもらえるので自分はその機能を持つ必要がない」という状況が生じてきたのです。

つまり、「ただミサイルを積んでいるだけで、攻撃目標は仲間に指示してもらう。そのおかげで、建造コストも低く運用が簡単(人件費も少なくて済む)」というコンセプトのもとに構想されたのが「アーセナルシップ」なのです。

 

 

そこから生まれたのが「アーセナル手帳」
ここから発想したのが今回の僕の手帳ハック。すなわち、「手書きのできる紙」の要素のみ、仕事をする各拠点に残すことによって持ち運びの手間を減らし、本来手帳にそなわっていた整理・分類、データの蓄積といった機能は、デジタルデータ上でおこなってしまおう、というアイディアです。

僕はこれを「アーセナル手帳」と名付けました。

 

 

拠点に紙だけを置いておこう
「アーセナル手帳テクニック」の詳しいやり方は以下です。

 

自分の仕事をする拠点すべてにレポートパッドやノートなどを置いておく
・なければA4のコピー用紙でもOKです。
・事前に置いておくのが無理なら、もうルーズリーフを数枚、持ち歩くだけでもOKです。
・なにか書くべき内容(本来、ノートや手帳に書いていた内容)は基本、それに描いていく

 

スキャンしてEvernoteやOneNoteへ
各現場で、書いたものを1日の終わりにスキャンして、それをデータ化します。もとの紙は一定期間保存したのち、捨てるのが理想ですが、難しければその場でシュレッダーしましょう。

 

 

それをそれぞれのアプリ内で整理して保存
それをEvernoteやOneNoteなどのアプリで保存し、適宜、それぞれのアプリの分類機能を活用して整理・分類していきます。

あとは必要なときに適切な方法で検索して、必要な情報を取り出すだけ、というまことにシンプルな使い方です。

 

 

そのメリット
手帳・ノートを持ち歩く必要がない
そもそもこれまで手帳やノートを持ち歩いていたのは、それを「どこでも読める」ようにするためでした。

今回の手帳ハックでは、毎回、書いたものをデータ化することによってどこでも読めるようにしたため、手帳を持ち歩く必要がないのです。

 

しかし、手書きができる
でありながら手書きができるのがこのテクニックのいいところ。
メモをとるスピードは、現代の技術をもってしてもデジタルな方法より手書きのほうが数段、まさっています。その手書きの最大のアドバンテージをフル活用できる、というのもポイントです。

 

 

ページ数の制限を気にする必要がない
どんな分厚い手帳にも、いつかはページが尽きるときがおとずれます。それが非常に手間であることは再三、このブログでもお伝えしてきました。

しかし、これは各拠点に置いたレポート用紙などを補充するたけで事足りますし、デジタルデータで保存するので「手帳の引き継ぎ」という面倒イベントが発生しません。

 

 

以上、手帳の持ち歩きリスクを減らすことができる「アーセナル手帳」テクニックに関してお伝えいたしました。

多くのメモアプリなどで使用していただくことができると思いますので、ぜひためしてみてください。

トム・ヤムクンでした。

トム・ヤムクン

ライフハックと手帳を駆使して作家を目指している人。得意分野は手帳と日本史。Twitterアカウント:@tomyumkung01 ※このブログはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。