モチベーションの高さ別 二種類の文章構成法(2) ~書きたくないけど書かなきゃいけない文章編~
こんにちは、半ノマドワーカーのトム・ヤムクンです。
前回、以下のような記事をご紹介しましたが、今日はその続きです。
世の中には人が「書きたくて書いている文章」と「書きたくないけど書かなきゃいけない文章」があり、それぞれ、簡単に書ける方法が違いますよ、というお話でした。
今回は、いよいよ「書きたくないけど書かなきゃいけない文章」の攻略法をご紹介します。
「書きたくないけど書かなきゃいけない文章」の特徴
むしろ、書きたくて書く文章より、このように学校や上司から言われて仕方なく書いている文章のほうが、世の中には多いのかもしれません。
このような文章の最大のリスクが「書かなきゃいけないのに『書きたい内容』がない」ということです。
すなわち、「書きたい文章」のほうはアイディアがありすぎで構成や内容が混乱しがちなのに対して、こちらは「なにを書いてイイかわかんな~い」と、そもそも書き始めることができない、というのが悩みどころなわけです。
そこで、「マインドマップ」の助けを借りて「書きたいこと」、あるいは、せめて「書けそうなこと」を見つけることから始めましょう。
※「マインドマップ」の書き方そのものに関しては、わかりやすいサイトがいくらでもありますので、各自、検索してみてください。
書きたくない文章の書き方
1. マインドマップの中心に「書かなくてはいけない課題」を書く
大事なのは、「書きたいこと」をここに書こうとすると失敗するということ。なぜならそれはまだ「ない」からです。読書感想文でありもしない「書きたいこと」をうんうん唸りながら考えようとしても、なにも考え出せないまま8月31日を迎えるだけです。
2. その「課題」から、アイディアを思いつく限り書いていく
この局面は、一般的に言われているマインドマップの使い方に準じてやっていただければ大丈夫です。
例)
●マインドマップの中心に「『人生がときめく片づけの魔法』の感想」と書く
●そこから枝分かれさせて、
「すごいけど、自分にはこんなふうに片付けられる自信がない」
「めちゃくちゃスムーズに読めた」
「ときめくものしかなくて結局、捨てられるものがない」、「友達のAさんは、この内容を実践した片付けが大成功したと言っていた」
「こんまりさんがかわいい」
などと書く
ここでは、とにかく「思いついた考えをすべて」を書くのがポイントです。最終的な作品に使えるか、使えないか、はあとから判断すればいいことです。
「こんまりさんがかわいいことなんて、どうでもいいな」などと思考にブレーキをかけてしまうと、そこから「あれもだめ、これもだめ」とアイディアが出て来づらくなるのでよろしくありません。
3. 本当に自分が「書きたいテーマ」あるいは「これなら書けそうだな」というテーマが出てくるまで続ける
ここまできたらしめたものです。あとの要領は前回の「書きたくて書いている文章」と同じ。
4.序論、本論、結論にそれぞれ、テーマを設けて、マインドマップを使いながら内容をブラッシュアップしていく
このくだりは前回の記事の「3.」からの内容と同じと考えていただければ大丈夫です。
と言っても、書きたくない文章であればそこから先もアイディアが出づらいことは変わりないと思いますので、そこからもマインドマップを使いながら効率的にアイディアを得られるようにしましょう。
つまり、書きたくない文章の場合は「書くべき内容が思いつかないので、せめて『書けそうな内容』をマインドマップでしっかり見つけてから書き始めようぜ」というのがポイントです。
シリーズ通したまとめ
2回にわたって「モチベーション別 文章執筆法」をお送りしました。
まずは、この文章に対して自分は
「書きたい気持ちが大きく、アイディアがたくさんある状態」
なのか、
「ぜんぜん書きたくなくて、内容なんかこれっぽっちも思いつかない状態」
なのか、ということを見極めることから始めましょう。そしてこれまでご紹介した手順に沿って書くことで、格段に書きやすくなるはずです。
ぜひぜひ試してみてください。
トム・ヤムクンでした。
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