トラベラーズノートパスポートサイズとダイソーのパスポートノートでアナログGTDが捗る
GTDをアナログでおこなうのはけっこう大変……
こんにちは、あなたの街の文系男子、トム・ヤムクンです。
僕も利用しているのですが、有名なタスク管理手法のひとつに「GTD」というものがあります。
これはカンタンに言ってしまうと「やるべきことや気になっていることがあったらすぐにメモして、そして、いつやるべきかという基準で分類してから実行すれば、ストレスなくタスクを終わらせることができるよ」という感じの方法です。
GTDのおおまかな内容はこんな感じです。
1. 思いついたタスクをとにかくすべて書き出す
2. 2分以内にやれることはすぐやる
人に任せることができるタスクは人に任せたうえで「連絡待ち」リストに入れる
とくに行動を起こす必要がないもの(「タナカさんは富士急ハイランドが好き」
など)は「資料」リストに入れる
3. とるべき行動が複雑なときは「プロジェクト」として扱い、それを実現するためにさらに細かいタスクを考え、それらのタスクを必要に応じて分類していく
4. 上記の「レビュー」を定期的におこなう
5. 「次にやる」の内容をひたすら実行していく
GTDの不便なポイント
GTDは、アナログでもデジタルでも、はたまたシステム手帳でもチラシの裏でも、ありとあらゆるツールが利用できるタスク管理法、というイメージがあります。
しかし、このGTDをアナログで扱うには、いくつかの不便な点もありますよね。
たとえば以下のような点です。
1. 発生したタスクを「すぐやる」「次にやる」「資料」などに分類しなくてはいけない
→この際、最初にタスクを書き出す「INBOX(受信箱)」から、「すぐやるリスト」「次にやるリスト」「資料」リストなどに、書き写し作業をする必要があります。
2. いくつかの段階が存在する案件は、「プロジェクト」という扱いにしてそのなかに発生する小さなタスクを書き出さなくてはいけない
→このときには、「INBOX」からそのプロジェクト用のページに書き写しをしなくてはいけません。おそらく「INBOX」にはそのような場所はないでしょう。発生したタスクを羅列していくための場所ですので。
3. 「プロジェクト」ページからタスクが発生したら、あらたに「すぐやる」「次にやる」などに分類する。その際、それらのリストに「プロジェクト」ページから書き写しをしなくてはいけない。
おわかりでしょうか?
つまりGTDは、
タスクをいじるたびに転記を繰り返す、非常に面倒くさい手法
ともいえるのです。ばか正直にやるならば「INBOX」に「GTDの転記作業」と書き込まなくてはいけないかもしれません。せっかくタスクを減らすためにGTDをしているのに、こんな面倒くさいのであれば本末転倒! この面倒臭さに挫折してGTDをやめてしまった人も多いことでしょう。
ただし、あくまでもばか正直にやれば、です。
これからご紹介する方法を使えば、デジタルツールに頼らなくても短時間でGTDをこなすことができます。
GTDをアナログでやるのに最適の「三種の神器」のご紹介
こちらを使えば、アナログのGTDもサクサク進みます!
- トラベラーズノート パスポートサイズ
- ダイソーパスポートノート
- フセン
使い方
1.トラベラーズノートにダイソーのパスポートノートをセットする
2.白紙のフセンを何十枚か、パスポートノートに貼っておく
3.「このあたりは『次にやる』タスクのページ、このあたりは『連絡待ち』のページ、ここは『プロジェクト』のページ」と、ノートの白紙のページにタグシールなどを貼って用途を分けておく
4.タスクなどを思いついたら、フセンに書く(1枚につき1件を厳守。上の端のほうに書いておくと、あとから書き足す用のスペースが確保できます)
5.タスクを分類するときは、あらかじめ用意した「次にやる」「連絡待ち」などのページにフセンごと貼り替える
6.タスクをプロジェクトとして扱うときは、書き込んだタスク名を「プロジェクト名」とし、その下に必要な細かいタスクを書き込んでいく。これを「プロジェクト」のページに貼る
→この方法だと、ひとつのプロジェクトの中のタスクを分類するときに「次にやる」と「連絡待ち」に分かれてしまう場合ももちろんあります。
その際には、たとえばそのプロジェクトに属するタスクの3分の2が「次にやる」だとしたらそのまま「次にやる」のページに貼り替え、その他のタスクのみ、それぞれ適切なページに転記するようにします。
これでも、すべてを転記するより数段、時間が節約できるのです。
そのメリット
取り出しやすくこまめにチェックできる
・これまで→大きなノートだと、カバンからこまめに取り出す気がうせる。
たとえば、電車やバスで席がなくて立っているときに、気軽に読めるノートってなかなかないと思うんですよ。
・これから→トラベラーズノートのパスポートサイズは下手するとポケットにも入ってしまうようなサイズなので、気軽に取り出して中身を確認し、タスクをこまめにチェックして実行することができる
コンテクストに応じて貼り替えがしやすい
GTDは実行できる場面(コンテクスト――たとえば家、会社、通勤中など)に応じて、別々のリストを作ると効果的。
たとえば、パソコンがあったらしたいことは電車のなかではできないし、家の模様替えやゴミ出しなどはそもそも家でしかできないですよね。
だからタスクを分類したあと、これらのコンテクスト別にそれらのタスクを分けておくのがおすすめ。でも、思いついた時点ではひとつのリストに書いてあったタスクを、それぞれのコンテクスト(家、会社、通勤中など)の各リストに書き換える、というのもなかなかひと苦労ですよね。
そこで、おすすめなのが、タスクを思いついたらフセンに内容を書いてパスポートノートに貼りつけておくことです。こうすれば、そのタスクを配置するコンテクストのページにも、カンタンに貼り替えをすることができるのです。
ランニングコストが安い
これら3つがなくてはGTDができない、というわけではもちろんありません。
とくにフセン以外の2つは、
・トラベラーズノートパスポートサイズ→普通の小さいサイズのノート
・ダイソーのパスポートノート→トラベラーズノートの純正リフィル
で機能的には問題ないわけです。
しかし、ここで紹介した2つを駆使すれば、ランニングコストは非常に安く済みます。とくにGTDでは「ネットで●●を検索する」とか「戸棚から古いスマホを取り出す」とか、非常に細かい行動のレベルにまでタスクを分解するのがよいとされていますので、それだけ書き込む量も回数も多くなりがち。
ですから、安価なダイソーのパスポートノートを、中身の入れ替えができるトラベラーズノートで使い回すことによって、高いコストパフォーマンスを維持できるのです。
費用のことを気にせず、ガンガン書き込むことができるので、タスク管理も捗りますよね。
まとめ
そんなわけで、「アナログでGTDをしたい」という方や、「いちいちパソコンを開ける環境にない」という方は、この方法でカンタンに、短時間でアナログGTDを実践してみてください。
トム・ヤムクンでした。
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