文系EXCEL(2)給食はおいしくなったのか
前回のおさらい
こんにちは、トム・ヤムクンです。
文系の人々にも使い所がありそうなEXCELテクニック、「”&”で文字列結合」をご紹介しながら、
「人気のない給食も、メニュー名に『クレアおばさんの』みたいなフレーズをつけることでおいしそうに見せよう」というお話をしています。
ここまでの流れ
これまで、以下のような手順でEXCELファイルを作ってきました。
・A列に西洋人の女性の名前(思いつく限り 29個×5セット=145個)
・B列に「おばさんの」という文字列を、A列最終行と同じ行までコピペ
・C列に不人気の給食メニューを入れる。
そしていよいよ今回は、このEXCELテクニックの核の部分をご紹介します。
D列に”&”を仕込む
D1セルに以下のように入力します。
=A1&B1&C1
するとあら不思議、D1セルに
クレアおばさんのグリンピースごはん
と表示されたではありませんか。
このように、”&”を使うとセルに入力された文字列を結合させることができるのです。
すべての行でこれを実施
あとはさきほどと同じように、D1セルの中身をドラッグでD145までペーストしていきます。
ちなみにこうすると、
2行目では =A2&B2&C2
3行目では =A3&B3&C3
と、EXCELが空気を読んで勝手に数字を変換してくれます。
もっともおいしそうなネーミングは?……
このようにして完成したのがこちら。
おいしそうになりました
EXCELによってグレードアップした、そうそうたる「元」不人気メニューたちをご紹介していきます
・エリザベスおばさんのグリンピースごはん
エリザベスというだけあって、王侯貴族の舞踏会で振る舞われるものです。ゴージャスな味になりそう。
・スザンナおばさんのレーズンパン
代々伝わる秘伝の非常においしいレーズンパンです。秘伝なので甘みをおさえ、塩味のおかずともよく合う不思議なおいしさに仕上がっています。
・スカーレットおばさんの牛乳
僕の偏見によると「スカーレット」という名前のおばさんは概しておちゃめなので、「お砂糖を入れてデザートにすればいいんだよ」と言ってくれそう。ご飯と合わないなら、むしろ食べながら飲まなくてもいんですね。なるほどその手があったか。
・テレサおばさんの酢のもの
ここに使われているのは穀物酢とかではなく、テレサおばさんの地元イタリアのバルサミコ酢です。ほんのりと甘みがあり、洋風のおしゃれな味付けでおいしくなりそう。
・ヒラリーおばさんのレバー
元大統領婦人にして大統領候補でもあった「ヒラリー」ですから、クセを抜いて口当たりもよくしたレバーをシェフに言って作らせてくれそう(それはもはや「シェフのレバー」であるという説もあります)
まとめ
というわけで、EXCELの簡単なテクニック”&”を使って文字列を結合する方法をご紹介しました。
大量の文書作成や、データ入力のための元テキストの作成などに役に立つこともあるかと思いますので、ぜひ活用してみてください。
トム・ヤムクンでした。