私と私の10の約束 ~ハビットトラッカーで三日坊主にさようなら~

昔誰かがこんなこと言いました。


「人は自分の決めたルールに従っている時だけ自由だ。なぜならその時は、自分でルールを決めているのだから」


誰しも一度に偉大なことを成し遂げることはできませんが、しかし、毎日積み重ねていけば小さな努力が大きな成果となって返ってくると思いませんか?


資金がなくても、時間がなくても、才能に恵まれていなくても、この「継続」の力があれば、それらを持っている人々に匹敵する自己投資ができるはず。しかし、わかっていても、毎日、成果が出るかどうかわからないことを継続していくのは至難の業だったりします。


それを実現してくれるのがハビットトラッカーです。


このハビットトラッカーは、横軸に実施したい習慣を、縦軸に日付をとった表で、毎日ひとつひとつの習慣について実施できたかどうかをチェックするもの。


ただそれだけのものなのですが、しかしこの たった一枚の紙が、長い年月の間には大きな力を発揮するのです。



 



ハビットトラッカーの作り方&使い方

1.実施したい習慣をリストアップする
・朝、昼、夜や出勤前、帰宅時など、まとめて
タスクを処理できるタイミングを選んでください。


・ここに入れる項目は、洗濯や皿洗いなどの、当然毎日やらなければいけないもの、掃除など、面倒くさくてついつい後回しにしてしまうもの、また、「毎日1時間、資格試験の勉強をする」などの第二領域に属することなどがよいでしょう。


2.トラッカーを作る。
方眼紙が便利です。


・縦軸に日付、横軸に、それぞれ自分の設定した習慣と紐付けた番号を振っていきます。



3.リストに従って、毎日実践していく
リストを読む→その内容を実施する→できたらチェックを付ける(できなかったら、横線など、「できなかった印」をつける)


というプロセスでこの内容を実行していきます。


4.生活の実情に応じて作り変えていく
もちろん、ずっと同じように運用するのではなく、実際使ってみた状況に応じて変更していくべきです。


変更すべきなのは特に、以下のような場合です。


・時間的にどうしても、実施が難しいタスク→やらないことにする、あるいは3日に1度や週に1度にするなど、実施する回数を減らす


・複数のタスクをまとめてやったほうが効率的→まとめる


・必要のないタスク→もちろんやらないことにする


・明らかに必要なのに、何日もできていないタスク→より細かい内容に細分化してそれを1週間のスパンで実施するようにするなど、工夫しましょう。


ここで重要なのは、くれぐれも生活の実態と合わなくなった内容をそのままにしておかない、ということです。


これを積み重ねると、ハビットトラッカーのリスト自体が信用のおけないものになってしまうため、いつしかハビットトラッカーというハビット(習慣)を放棄することにつながってしまうのです。


 



ハビットトラッカーのキモは「半自動」にあり

最初のうちはこれらの作業じたいが面倒くさく感じるかもしれませんが、そのうち、考えずに、しかもスピーディーに一連の作業が実行できるようになります。
お風呂で体を洗うとき、「頭と背中、どっちから先に洗おう?」とかいちいち悩む人、いませんよね? あれは、これまで膨大な回数、その作業をこなしてきたために、もっとも効率のよい方法を体が覚えていて、半自動で実行できるからなのです。


全自動の洗濯機のように、機械が作業を代行してくれるわけではありませんが、「習慣」に従うだけでいつのまにか、成果を出すのに必要な努力を実行できるって素敵すぎますよね。
みなさんもぜひ実践してみてください。
トム・ヤムクンでした。

トム・ヤムクン

ライフハックと手帳を駆使して作家を目指している人。得意分野は手帳と日本史。Twitterアカウント:@tomyumkung01 ※このブログはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。