手帳におけるハイローミックス

みなさんこんにちは、あなたの街の文系男子、トム・ヤムクンです。

今日は「情報管理におけるハイ・ローミックス」の話をしたいと思います

このハイ・ローミックスという用語はファッション業界でもよく使われているようですが、僕は戦闘機を語る文脈で馴染みがあります。

 

以前にもこういう記事を書きましたので、お読みいただけると幸いです。

手帳システムを艦載機と空母にたとえてみた

 

 

高いものはそうそう買えない

ちょっとマニアックな話になってしまいますが、F-22という戦闘機があります。

 

 

このF-22は「高価であるが高性能」というのが特徴でして、莫大な予算を持つアメリカ軍といえども、そうそう大量に配備(実際に運用できるように各地の基地などに兵器を置いておくこと)ができないわけですね。

 

いかに高性能なF-22であっても、少数を持っているだけでは戦力が足りないわけです。

 

そのため多少性能は劣るものの、安価に作れる F-35という戦闘機をたくさん持つことによって、それを補おうとしているんですね。

 

国家どうしの大戦争がめったに起きなくなった現代、F-22並の高い性能が必要な場面は常にあるわけではないので、必要なところにのみ F-22を使って、ほかでは少し性能の劣るものの、安い F-35をいっぱい運用しようという発想です。

 

つまり、ふだんは吉野家で節約しながらご飯を食べ、デートとか、ここぞというときには高いレストランに行く、みたいなものですね。

 

 

ハイ・ローミックスとは何か

このテクニックがハイ・ローミックスと呼ばれます。高性能なものを使う場面を限定し、その他の高い性能が必要とされない場面では、安く性能の劣るものをたくさん運用して効率的に資金やエネルギーを使おうというものです。

 

 

 

これを情報管理に応用してみましょう

情報管理において、よくあるジレンマが

「スマートフォンなどデジタルツールは高性能であるが動作が重い」

「紙の手帳は、書いたり必要な情報を見つけ出すという動作が早くできるが、情報の複製や大量のデータの検索が苦手であるなど、機能面は劣る」ということです 。

しかしこれはハイ・ローミックスの発想で解決できる問題なのではないでしょうか 。

情報管理におけるハイ・ローミックス

・素早く情報を書き留めなければいけないメモに関しては紙にペンで書く

・清書が必要なものはデータにする

 

というツールの使い分けが、手帳におけるハイ・ローミックスの応用として考えられます。

仕事などの場面ではどうしてもデータで上司に提出しなければいけない物も多いです。しかしだからといって情報を得るたびにパソコンのある自分の席まで戻って、Wordを立ち上げる必要はないのではないでしょうか。

手書きの方がどうしても情報を素早く扱うことができますので、

・ひとまずメモ書き程度のものは紙に書き、

・その中で他人に提出するまとまった文章などのみをデータで書く

 

ということが有効かとおもわれます。まあ、ここまで仰々しく説明しなくてもみなさんん、無意識にやっているでしょうが。

 

とにかく、こういったことが情報管理におけるハイ・ローミックスの一例です。これによって必要なところにのみ時間をかけることができ、効率的な情報管理が可能になります。

 

 

 

ハイ・ローミックスを活用しよう

このハイ・ローミックスという考え方は手帳の運用や情報管理において他にも様々な場面で扱うことができるかと思いますので、ぜひ利用してみてください。

 

トム・ヤムクンでした。 

トム・ヤムクン

ライフハックと手帳を駆使して作家を目指している人。得意分野は手帳と日本史。Twitterアカウント:@tomyumkung01 ※このブログはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。