メタ情報の扱いを手帳上で明確化する
ページ・トピックの扱いを手帳上で明確化する
みなさんこんにちは、あなたの街の文系男子、トム・ヤムクンです。
みなさん、手帳やデジタルツールなどで様々な情報を処理をしているかと思いますが、「ページそのものの内容」と「そのページに関するメタ情報」について分けて考える、ということを今日は考えていきたいと思います。
メタ情報とは何か?
メタ情報あるいはメタデータというのは、メインとなる「情報そのもの」に対して、その情報を説明するための情報であったり、オマケでついてくる情報のことです。
具体的にどういうことかといえば、Wordファイルを例にとるとわかりやすいと思います。
Wordファイルには、おもに文書、画像、図形などが情報として格納されていますが、これがメインの「情報」です。
それに対してフォルダ内のWordファイルを右クリックして「プロパティ」を選択すると、そのファイルの「作成日時」や「更新日時」、そして「サイズ」などが表示されますよね。これが「メタ情報」です。
メモアプリや手帳のメタ情報
Evernoteの場合
Evernoteの例が典型的なのですが、
Evernote の中にアイディアを書き込んだノートを作って、それを「未使用」「使用済み」「保留」などのノートブックに分けたりタグで分類したりということはやっている人は多いですよね。
ノートブックやタグなどは、メタ情報をより意識的に管理するためのツールといえるでしょう。
紙のノートのメタ情報
これをそれほど自覚的にはやらず、例えば
ノートのページにいろいろ書き込んで毎回パラパラめくって注意すべき内容を見つける
といったことをしてる人も多いかと思います。
1冊のノートに書かれている情報量とか日々、使っている情報量が少ないならば、それでも何とかできてしまうかもしれません。
しかし扱う情報量がどんどん増えていくこの時代にあっては、ノートの内容そのものとそれに関するメタ情報を開けそれを自在に操るという技術は必須かもしれないなと思います。
メタ情報を活用しよう
紙の手帳の見えざる浪費
紙のノートを使っていると、無自覚ながらこの「メタ情報をいちいち読取り、メインの情報の扱いを決める」ということに多くの時間が浪費されています。
手帳のページをめくるたびに「このノートのタスクは全部済ん」「だこれについてはもうちょっと考えなきゃ」などをいちいち判断し、次に開いた時にも同じことをするのは消耗でしかありません。(しかし人はこれをやってしまいます)
その対策
このような毎回発生する「メタ情報の読取り」というタスクを、どう減らしていけばいいのでしょうか?
ここでご紹介したようにデジタルツールであればタグをつけたりすることはオーソドックスな手法ですが、WordやExcelなどのPC上のファイルであれば「内容ごとに専用のフォルダに入れてきちんと管理する」「ファイル名を日付で統一する」なども、思いつきはするのですがなかなかできない方法です。
紙のノートにおける対策
システム手帳はこの点でアドバンテージがあります、リフィル(ページ)の並べ替えが容易にできるため、PC上のファイルにおける「フォルダ」のような役割が期待できるのです。
紙の綴じノートであれば、ページに印をつけたりすることはその時間の大幅な節約になります。とくに僕は最近、思いついたことを何でもそこに書き込んで、1日に1回(だいたい翌日の朝)に昨日分の書き込みをすべてチェックし、重要なもの、タスクとして実行しなくてはいけないものは日付のついたカレンダーに書き写す、という作業をしています。
このとき、転記が済んだ行の行頭には蛍光ペンでチェックを打ち、ページそのものの書き込みすべての転記あるいは実行が済んだら、ページの端に蛍光ペンで大きく「×」を打つのです。
こうすることで、確認作業の重複を防ぐことができます。
みなさんもこのメタ情報を自覚的に活用して、より本質的なことに時間を使うようにしてみてはいかがでしょうか。
トム・ヤムクンでした。