ノート3冊システムを1冊のトラベラーズノートでやっている件

みなさんこんにちは。新しい元号になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今日は、「ノート3冊システムをトラベラーズノートで使ってみよう」というお話です。

 

 

 

ノート3冊システムとは

これはいったい何か

このお話の詳細に入る前に、まず、「ノート3冊システムとはいったいなんなのか」ということからご説明しなくてはなりません。

以前の記事で紹介しました

これは、ノートを3冊使った情報管理術で、非常に効率的で、かつ効果的な情報管理をおこなうことができます。詳しくは、以下の記事に書かせていただきましたのでぜひお読みいただきたいと思います。

人気のノートを活用 ロルバーン3冊システムを考えてみた

今回は、これを応用して、1冊のトラベラーズノートでやってみよう、というお話です。

 

 

 

トラベラーズノートで「ノート3冊システム」を実践しているという話

トラベラーズノートの詳しい構成

さて、この「ノート3冊システムをどのようにトラベラーズノートで実践しているか」というお話ですが、まずは材料をととのえましょう。

用意しなくてはいけないものとして、以下のものが挙げられます。

・トラベラーズノート本体(表紙)

・リフィル3冊

・タグシール

 

そして、トラベラーズノートにリフィルを通常どおりセットします。

2冊めには「2nd」と書いたタグシール、同じく3冊めには「3rd」と書かれたタグシールを貼ります。

これでセッティングは完了です。

 

 

 

このノートに何かを書くとき、どこに何を書いてるか

なにかしらの内容を書き留めたい場合は、1冊めのリフィルに書いていきます。

このときは2冊め、3冊めには書き込みません。

1冊めがいっぱいになっても、2冊め、3冊めには書き込みません。そのため、1冊めの予備を持ち歩くか、「1冊め扱い」のリフィルをもう1冊、綴じておいたほうがいいかもしれません。

 

 

ノートがいっぱいになったらどうするか

では、1冊めのリフィルがいっぱいになったらどうするのか。

1冊めを取り外し、あらたな1冊めをトラベラーズノートに綴じます。

 

取り外した以前の1冊めは、

1.すべてのページをスキャンする(ここは、必要がないという方は省略してもかまわないでしょう)

2.まだ使うページは切り取る

3.切り取ったものを2冊めに貼る

といった感じで扱います。

 

 ※このとき、必然的にその貼り替えたページの裏側は見えなくなってしまいますので、最初から右ページのみに書き込むようにすると煩雑さがなくなります。

 

というプロセスで、1冊めに書かれた情報のうち、必要なものを2冊めに引き継いでいくのです。

ちなみに、このように1冊めのうちの必要なページを2冊めに貼り替えていると、いつかは2冊めもいっぱいになるときが来ます。そうなったら――もうお気づきでしょうが――2冊めをあらたな2冊めと交換し、古いほうのうち今後も必要なページを「3冊め」に貼り替えるのです。

このように、下の階層のノートのなかから、重要なもの、まだ必要としているものだけを上の階層のノートに引き継いでいくというのがこのテクニックのキモです。

 

 

 

ノート3冊システムでトラベラーズノートがより機能的に

その効果

この、トラベラーズノートによる3冊ノート術は、いったいどのような効果があるのか。

まずは、定期的にノートの中身のブラッシュアップを図ることができるというのが大きなポイントでしょう。

ノートに何かを書こうというその瞬間には、これから書く内容が今日が終わるとともに必要なくなってしまうものなのか、あるいは、もう書いたそばから必要なくなってしまうようなゴミメモなのか、はたまた何十年にもわたって何度でも見返すことになる非常に重要なものなのか――ということが、我々にはわからないわけです。

だから、単に時系列にしたがってノートを書いていくだけなら、そのノートには重要な情報とそうでない情報が混在することになります。

しかし、このようにいっぱいになったノートを取り外す際に重要なもののみを残していくことで、純度が高く、必要性の高いページのみが集まったノートができあがるのです。

 

 

このシステムで実現できる「ノートの質の高さ」

また、ここでご説明したような方法でノートを更新していくことで、

レベルの低いノートほど新しい内容が、高いノートほど重要な内容が書いてある可能性が高い

という状態が生まれます。

そのため、このことが検索性を高める効果を生んでくれるのです。

みなさんもチャレンジしてみてください。

 

トム・ヤムクン

ライフハックと手帳を駆使して作家を目指している人。得意分野は手帳と日本史。Twitterアカウント:@tomyumkung01 ※このブログはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。