トラベラーズノートで「家でも常にメモができる環境」を構築する

いつでもメモができる環境

「メモしないで頭で覚えろ」VS「ちゃんとメモを取れ」という不毛なダブルバインド

こんにちは、あなたの街の文系男子、トム・ヤムクンです。

日本企業は少なからず「理不尽のかたまり」のような性質を有していますが、中でも理不尽なことのひとつが

・「ちゃんとメモをとれ」という上司
・「メモをとらずに頭に入れろ」という上司

の両方が一定の割合で存在する、ということです。

このダブルバインドの不毛さについて語りだすと1冊の本が書けてしまう気がしますので深追いはしませんが、僕がどちらの側にくみするか、というのは想像つきますよね?

もちろん「メモを取れ」という側です。

その理由についてはいずれ詳しくお話ししたいと思いますが、ここでひとまず言いたいのは「現代社会でメモをとることは必須」ということです。

 

アイディアはすぐ忘れる

僕たちが生きる上で外から摂取する情報にはさまざまなものがありますが、仕事で接する情報としては、

・スケジュール
・仕事上のルールやソフトウェアの使い方などの知識
・顧客などの情報
・上司や顧客からの要望
・ニュースやゴシップ

などがあるでしょう。

しかもその量はここ数十年、増える一方なのではないでしょうか。

また、やっかいなことに外部からだけでなく「内からやってくる情報」もあります。具体的には、

・「あ、あれ今日中にやらなきゃいけないんだった」という感じの「思い出したこと」
・「アレとアレを組み合わせたら仕事が早くおわるんじゃないか」という感じの「アイディア」

これらがやっかいなのは「忘れてしまっても決して、誰も、never、教えてくれない」ということ。

そう、仕事上のルールなり知識なりは、忘れてしまっても誰かに尋ねることができるのです。対して、これらの情報は100億円積んだところで誰も教えてはくれません。

 

メモすることは非常に大事

それはインターネットがこれだけ普及して、僕のような一般庶民でさえ膨大な量の情報に無料で触れることができてしまうという現代であっても、無理なのです。

だからこそ、これらの「内からの情報」を書き留めるために、メモ帳を常備しておくことは非常に大事なのです。

 

 

トム・ヤムクンが「いたるところにフセンを置く」をやらない理由

メモができる環境をととのえるのは大事

「自分以外の誰も知らない、教えてくれない」ということのほかに、これらinnner infomation――内からの情報のやっかいな点がもうひとつあります。

それは、「いつ、どこでひょっこり顔を出すかわからない」ということ。

我々はトイレを我慢することはできても、「アイディアや忘れていた大事なこと」を思いつく/思い出すのだけは我慢できません。

それはもう嵐のように唐突にやってきて、同じくらい唐突に去っていくのです。

これでは、「いつでも、どこでもメモを取ることができる環境」を整えることは急務ですよね。

 

フセンをいたるところに置いてみるのは?

このような事態に対処すべく、僕が考えたのが「家の中の至るところにフセンを置く」ということでした。

フセンであれば仕入れ値も安いですし、家の至るところに置いておけば、すぐにメモをとることができます。

「メモ帳を持ち歩けばいい」という説もありましたが、家の外ならともかく、中だと常にメモ帳を持って移動するわけにもいかない、という事情がありました。

 

散逸の危険大

しかし、息子にイタズラされるということは別にしても、これは大失敗でした。僕はすっかり忘れていたのです。「メモは必ずノートや手帳1冊に書くべし」というメモ大原則を。

そうしないと、「あの情報はどこに書いたのか」と複数のツールをあれこれ探し回るはめになってしまいます。

 

結局やってること

手帳1冊だけにメモする

結局は、いつも使っているメモ帳を無理して持ち歩くしかないな、という結論に達しました。

たしかに寝室からダイニングへ、ダイニングからトイレ、洗面所へ、と持ち歩くのはおっくうですが、アイディアを逃さないためにそこは我慢することにしたのです。

 

トラベラーズノートを使っています

そして、僕が実際にどんなメモ帳を使っているか、というと、トラベラーズノートパスポートサイズ(外出するときに持ち歩いているやつ)とレギュラーサイズ(家置き専用)の2種類です。

 

パスポートサイズのほうはサイフも兼ねているためにカード類が付属してしまうのと、サイズが小さいため、多くの情報が書きづらいため、自宅では家に置きっぱなしのレギュラーサイズを使うことにしました。

結局のところ「メモは必ずノートや手帳1冊に書くべし」には違反してしまっているのですが、2冊くらいなら毎日レビューして必要な情報を転記するのも苦ではないですし、妥協の範囲内かと思ったのです。

 

 

それを開いて置いておこう

これらのトラベラーズノートを「いつでもメモできる用のメモ帳」という位置づけで使うときにコツがあります。

それは「常に開いた状態で置いておく」ということです。

 

通常、トラベラーズノートは手をはなすと閉じてしまうのですが(そうじゃない人いたらごめんなさい)、「ゴムバンドを外し」、「ノートを開き」、「最新のページを見つける」という複数の段階を経て、ようやく「アイディアを書き留める」という段階にたどりつけるわけです。

メモ魔の方なら、これがどれほどのロスか想像つきますよね。

たった2秒しかかからないとしても、その間にアイディアが頭から逃げてしまうことは本当によく起こります。

もちろんロルバーンなどのリングノートを使っている人は簡単に開いておけるでしょうから、そちらもおすすめです。

 

トム・ヤムクンでした。

トム・ヤムクン

ライフハックと手帳を駆使して作家を目指している人。得意分野は手帳と日本史。Twitterアカウント:@tomyumkung01 ※このブログはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。

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