スター・ウォーズとリスク管理

みなさんこんにちは、スター・ウォーズ エピソード9のトレーラー(予告)がいよいよ発表されて、大興奮しているトム・ヤムクンです。

そして、この記事を初めてリリースする5月4日はスター・ウォーズの日だって知ってましたか?

スター・ウォーズシリーズのあまりに有名なセリフのひとつに「May the force be with you(フォースがあなたとともにありますように)」というのがあります。

これを、May 4th――つまり5月4日にかけたのがこの「5月4日 スター・ウォーズの日」というわけです。

さて、今回はこのスター・ウォーズにからめて、仕事や日常生活など、さまざまなシーンに応用できるリスク管理の鉄則についてお話したいと思います。

 

 

スター・ウォーズから学べるリスク管理の鉄則

僕は日頃から、みなさんと同じように手帳をはじめさまざまなツールを駆使して、タスクを適切にこなして時間を有効に使いたいを考えている人間です。

このような人々にとって、なんとしても避けなければいけないのが、ふいにやってくる予想外のトラブルに見舞われること。

このようなトラブルを未然に防ぎ、起こったとしてもその被害を最小限にとどめるためのリスク管理こそ、ライフハッカーにとってもっとも神経を使わなければならないことのひとつです。

かたや40年以上にもわたって、ジェダイとシス、反乱軍と同盟軍や銀河共和国と独立星系連合あるいはレジスタンスとファースト・オーダーの果てしない戦いで我々を魅了してくれる映画シリーズである「スター・ウォーズ」は、「リスク管理はいかにあるべきか」という教科書としても、我々に多くの学びを提供してくれます。

今日はそのうち、特に涙なくしては観られない『エピソード3 シスの復讐』から、いくつかをご紹介しましょう。

 

 

よくわからないものを重用してはいけない

『エピソード2 クローンの攻撃』『エピソード3 シスの復讐』より

エピソード3で、独立星系連合の脅威にさらされながらも有効な軍事的対策を打てない共和国は、ある元ジェダイがクローン兵なるものをひそかにカミーノ人に発注していたものをこれ幸いと、彼らを使ってあっという間に強大な共和国軍を組織してしまいます。

しかし、実はこのクローン兵には、「オーダー66」なるプログラムがひそかに仕込まれており、みずから銀河を支配しようとするパルパティーン元老院議員(その正体はシス卿のダース・シディアス)の命令によって、ジェダイを一斉に虐殺してしまうのです。

 

【なにがけなかったのか】

・クローン兵導入に関して、オーダー66がプログラムされていることに気づくことができなかった

 

【そこから得られるリスク管理上の教訓】

・例えば安いパソコンだからといって安易に買うと、あとから「Word&EXCEL別売りかよ」と驚き、かえって損をすることになるかもしれません。

・特に高い買い物をするときには、仕様や弱点などをよく確認しましょう。カミーノ人にいくらクレームを言ったところで、ジェダイがほぼ全滅してからでは返品・交換対応もなんの役にも立ちません。

 

 

外の敵のほかに内なる敵にも気をつけましょう

上記でも触れましたが、ただの元老院議員だったナブー出身のパルパティーンは、強力なリーダーシップが求められる独立星系連合との戦争に乗じて、まず最高議長として権力を握り、そして前述した「ジェダイによる共和国への反乱」でさらに危機感を煽ることにより、銀河共和国の銀河帝国への再編と、みずからの皇帝即位を大衆に受け入れることに成功します(あの映画では、厳密には元老院議員たちの支持を得た、という描き方がされており、本当の意味での「大衆」の反応は不明ですが)。

しかし、実際には彼こそがかつて共和国をおびやかしたシスの力を継承する者であり、目的は彼による銀河の支配にほかならなかったのです。

こうして共和国はまんまと民主主義を放棄して独裁者の手に政権を委ねてしまい、頼みの綱のジェダイさえ失ってしまうのです。

 

【なにがけなかったのか】

・独立星系連合に気を取られて、その戦争を利用して皇帝となったパルパティーンの計画を見抜けなかった

 

【そこから得られるリスク管理上の教訓】

・リーダーシップも必要だが、リーダーがやんちゃしたときのリスクヘッジは常に考えておかなくてはいけない。ナンバー2を置いてリーダーと協力させるなど、ひとつのピースが欠けても組織は残せるような仕組みをつくりましょう。

 

 

ギャンブルはやめましょう

アナキン・スカイウォーカーは砂漠の惑星で奴隷として暮らす少年でしたが、非常に強いフォースを持っていたがゆえにジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンにより「カ彼こそが伝説の”フォースにバランスをもたらす者”だ」と見出され、パダワン(ジェダイ見習い)として修行するようになります。

当初、ヨーダはじめジェダイ評議会はアナキンをパダワンにすることに反対しました。理由としては、パダワンになるには成長しすぎていたから。しかし結局はナブーの戦いで類まれなる才能を発揮したこと、彼を見込んでいたクワイ=ガン・ジンの死により、クワイ=ガン・ジンのパダワンであったオビ=ワンのバックアップを得ることに成功したことなどの要因が重なり、パダワンになるのを認められることになります。

しかし、彼は結局、まさに当初、ヨーダはじめジェダイ評議会が危惧したとおり、その精神的弱さからジェダイの掟に従うことができず、シスにくみしてジェダイを滅ぼしてしまったのでした。

 

【なにがいけなかったのか】

・アナキンスカイウォーカーをジェダイ・パダワンに取り立てたこと

 

【そこから得られるリスク管理上の教訓】

・大きなリターンが得られそうだからといって、大きなリスクを無視してはいけない。いやもう、これ、銀河最大の失敗でしょ。アナキンがダークサイドに落ちなきゃ、普通にメイス・ウィンドゥがパルパティーン逮捕して反乱防げてたでしょ。

 

 

まとめ

このように、現代の神話であるスター・ウォーズからはリスク管理をはじめとした多くのことを学びとることができるのです。

未見の方はぜひ、DVDなどで気軽にスター・ウォーズの面白さに触れてみてください。

 

それではみなさん、May the force be with you!

トム・ヤムクンでした。

トム・ヤムクン

ライフハックと手帳を駆使して作家を目指している人。得意分野は手帳と日本史。Twitterアカウント:@tomyumkung01 ※このブログはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。