おすすめの日本のドラマ3選

みなさんこんにちは、あなたの街の文系男子、トム・ヤムクンです

 

今日は僕がぜひみなさんにオススメしたい日本のテレビドラマをご紹介します

 

日本のテレビドラマっていうのはなんだか「とにかく個性的なキャラクターを見せよう」っていう方向に話が行きがちで、例えばアメリカの『24 –Twenty Four-』のように予算をしっかりかけている、という感じはあまりしませんよね。

 

映画にも共通するお話なんですけれども、やっぱり「日本語で日本文化を背景に作られてる」っていうのは世界中に売っていこうとするには少し弱いのかもしれません

 

まあ予算をかければいいというものではないんですが、『蒼き狼』のような壮大なストーリーをたくさんのキャストで豪華な映像で観たい、という気はします

 

さてそれでは、僕のおすすめする日本のテレビドラマ(ちょっと昔の)をランキング形式で紹介したいと思います。

 

 

 

第3位 踊る大捜査線

このタイトル自体は知っている人も多いでしょう。何年か前にシリーズ完結編の映画が公開されましたね。ただやっぱりこのシリーズに関してはテレビドラマを見てほしいと思います。

 

なぜかというとこの作品って、「サラリーマン出身の刑事である青島俊作が『刑事ドラマでピストルばんばん撃って犯人をかっこよく逮捕する』というような刑事のイメージに憧れて刑事になったのに、実はつまんない事件しか起こらなくて、つまんない書類書きの仕事しかなかった――そういう中から徐々に事件の被害者の気持ちに寄り添ったり、その中で理想のために自分のできることを見つけてく」という、マインドの転換が最初のテレビシリーズのミソなわけです。

 

警察署が乗っ取られたりとか、テロリストと戦ったりとか、そんな派手なストーリーって、そもそもあの作品の精神を損なっているんじゃないかと思います

 

もう何年か経ったら、新しいキャストであのテレビシリーズのストーリーをリメイクしてくれないかとひそかに願っております

 

 

 

第2位 鹿男あをによし

この作品はで玉木宏と綾瀬はるかが出演した2008年の作品です。僕の大好きな万城目学の小説が原作です。

 

オーバードクターの主人公が研究室に居場所をなくしてしまって、奈良の女子校で教師になり、そこで何と奈良公園の鹿から、ある宝物を探せと命じられてしまって、大地震を防ぐためにその宝物を探そうという話です。

 

このような書き方をすると『インディ・ジョーンズ』とかそっち系の冒険活劇に思えてしまうかもしませんが、そうではありません。

 

玉木宏演じる主人公が、赴任先の学校の生徒とうまくいかなかったり、上司にたしなめられたり、下宿先のおばあちゃんに癒されたり――この作品は純粋なヒューマンドラマとしてのストーリーが強いです。夏目漱石の『坊ちゃん』をモチーフにしているので、それを意識したパロディや描写が多く、夏目漱石ファンの方にもおすすめです。

 

小説もあるのにあえてテレビドラマの方をおすすめするのは、綾瀬はるか演じる「藤原道子」という登場人物が理由です。これって原作では、あまりストーリーに絡まない登場人物なのですが、ドラマ化にあたってヒロインにしたことが非常によい味を出していますので、ぜひテレビドラマと原作を両方、味わっていただきたいです。歴史好きな方にもおすすめです

 

 

 

第1位 王様のレストラン

これは三谷幸喜が脚本をつとめ、松本幸四郎が主演した20年ほど前のドラマです。一時期はテレビで毎年のように再放送していましたね。他の出演者は筒井道隆、山口智子、鈴木京香といったそうそうたる顔ぶれです

 

ストーリーとしては、「お客の入らなくなった一流レストランを再建しよう」という話で、「筒井道隆演じる前オーナーの息子が遺産相続でいきなりその店にやってきて店を相続する」という感じでスト-リーが始まります。

 

ただ一人じゃ心もとないので、前オーナーの親友であり腹心であった松本幸四郎演じる「伝説のギャルソン(ウェイター)」を呼んで、二人で店を盛り立てていこう――という感じですね。西村雅彦演じる、筒井道隆と腹違いの兄が元々経営をしていたんですが、彼との対立なんかも描かれながら毎回お話が進んでいきます

徐々にバラバラだった従業員達の中にチームワークができてきたり、新しいメニューを開発しり、そういう小話が一応完結みたいな形式で進んでいくのですが、三谷幸喜が好きな方にはお馴染みの「一つの空間のみを舞台にする」(この場合はレストラン)という演出が印象的です。

 

 

 

このように、日本のテレビドラマのなかでも、今回ご紹介した3本はかなりの良作なので、ぜひDVDなどで楽しんでください。

 

トム・ヤムクンでした。

トム・ヤムクン

ライフハックと手帳を駆使して作家を目指している人。得意分野は手帳と日本史。Twitterアカウント:@tomyumkung01 ※このブログはAmazon.co.jpアソシエイトに参加しています。